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Seakayaking , Backcountry Skiing , Mountain Trip ...... It's My SLOW LIFE
鳥取県・伯耆大山 2日目~ユートピアコース~ 【9th mountain】
 ボクの仕事にお盆休みというものはありませんが,この時期は気忙しいものですから休暇をとってゆっくりしています。遠出して帰省の渋滞に巻き込まれるのも嫌なので出かけることはめったにないのですが,今回は友人と鳥取の山へ遠征です。

 2日目,大山の麓の下山キャンプ場で目を覚ましたました。早起きのA兄さんは早くも動き回っています。でも,この日の天気は午後から晴れ。午前中,大山は雲の中です。出発を遅らせて,しっかり山の姿をおさめて帰るつもりですので,朝はゆっくり過ごしました。

 駐車場で食事をしていると7時ごろから車が頻繁に入ってきます。このキャンプ場の駐車場は登山者にも解放されているので,登山目的の方々がやってきているようです。8時前までには駐車場は埋まってしまったのに,まだまだたくさんの車が入ってきます。天気がよくなったので,今日はかなりの登山者がいるようです。

 本日の登山路は大山東側を登るユートピアコースです。夏山登山道から登頂した弥山が山頂とされていますが,ユートピアコースから続いている『剣が峰』の方が標高は高いんです。弥山~剣が峰間は崩落がひどくて通行することができないのですが,どうやら剣が峰までのルートもかなり崩れて危険なようです。登るかどうかは目の前まで行って決めることにしました。
P8140030.jpg このルートの出発は,昨日のゴール地点となった大山寺奥宮です。しっかり安全祈願をして出発です!

P8140031.jpg ユートピアコースは整備された夏山登山道と違って,本格的な山の道です。最初の尾根に取り付くために,いきなりの急登に汗が噴き出します。

P8140035.jpg 山はまだほとんどガスの中ですが,風が通るところに立つと谷から上がってくるガスの冷気が気持ちいい~んです。

P8140038.jpg 山頂はそびえる壁のはるか上なのです。一歩一歩,歩を進めるしかないのですが,きついです~。

 すると,少しずつガスの切れ目が出始め,ときどき山の姿が見えてきます。地図でイメージしたとおりの急峻な,いや絶壁の北壁からいくつもの谷筋がみえます。
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CA3B0012.jpg ユートピア小屋下の分岐まで到着すると,A兄さんはちょっと休憩。その間にボクは尾根の東端にそびえる『三鈷峰』に駆け足登山です。

P8140041.jpg ちょうどお昼ごろ,ユートピア小屋に到着しましたが,ガスはまだ切れません。小屋で昼食をとって,しばし休憩です。
 このユートピア小屋も,小さな避難小屋なのですが,とてもきれいに整備されています。

P8140049.jpg よくここを訪れる方にお話を聞くと,この小屋の周りは7月ごろは花が咲き乱れて花畑と呼ばれているそうです。尾根沿いにはその名残のように高山植物が咲いています。
 夏山登山道の方はすごい人の賑わいでしょうが,こちらはとても静かな山の時間です。大正解!!


 晴れ間が多くなってきたところで,小屋から上に続く縦走路に登ってみることにしました。常連の方も登っていかれますが,今日は剣が峰に行くのはやめておくということです。
P8140055.jpg 大山の尾根は脆い細かな岩の地質で,歩くたびに両側の谷に石が転げ落ちていきます。道は次第に細くなっていき,両側の谷が真下に迫ってくるようでした。A兄さんは『天狗が峰』の手前で断念。高所恐怖症のボクも,その先に進むことが躊躇われましたが,ここを目指す機会はそんなにないし,天候も味方してくれているようでしたので先に進みました。

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 歩を進めるたびに石がコロコロ・・・。なんとか登っていくことができるのですが,下を見ると泣きそうです^^;
 やっと最初のピーク『天狗が峰』に到着です。南側からも痩せ尾根が続いています。

P8140061.jpg ここから先はさらに道が細くなっていることがわかります。でも,最高峰『剣が峰』はあと少し。え~い!!と勢いで行ってみることに。

そして,後悔・・・。

道がないやん・・・。


 道には足を一つおくことができるようなスペースしかなく,なんとか,脆い潅木も使いながらガリガリに痩せた尾根を渡っていくと・・・・・・

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 これまでより少し抜け出した山頂から,日本海に広がる雲の海が見えました。
大山最高峰に無事登頂です。
んんん!感動です!!


と感慨にふける余裕はなく,先ほど来た道を戻りますが,
下りの方が数倍恐怖感が増しています・・・・・・(TT)

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 待っていてくれたA兄さんと地元の山ヤさんに出迎えられ,ほっと一息です。無事に戻ってくれたボクは,若干興奮気味です。

 みんなで下山を始めた頃にはガスは見事になくなり,北壁の姿が見えました。
美しい夏山の色ですね~~~!!
九州の山とは違った山容にうっとりです。
すごくいい山でした!!
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P8140067.jpg 帰りは『砂すべり』というコースで下山。地元の山ヤさんが,ずるずると滑る砂地の上を軽快に走って下っていかれます。ついていったボクたちも,あっという間に大山寺まで戻ってきました。


 下山して元谷から見る大山の全容は,やはり雄大で美しい形でした。
伯耆富士と言われる形と違って,荒々しい北壁もとても美しく感じられました。
大満足の山行でした。

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 帰りはちょっと渋滞にあっただけで,無事帰宅。
A兄さん,お疲れ様でした~♪

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鳥取県・伯耆大山 1日目~夏山登山道~ 【8th mountain】
 ETCのお盆期間割引を利用して,鳥取県の大山まで遠征してまいりました。むか~し,スキーの鍛錬をしていたときには訪れていたのですが,そのときはゲレンデのみの姿しか知らず,山を楽しむことをしたことはありませんでした。今になってもったいないことをしたなあと思っていたので,いつかは登ろう登ろう思っていたところだったのです。
 今回同行してくれたのは,以前同じ職場だったA兄さん。山足の速い元気な兄さんです。今度,テント泊の遠征をする仲間の一人ですが,テント泊登山をしたことがないので,山の装備やテント泊などの練習を兼ねて大山の麓に泊まりこみです。
P8130004.jpg ずっと前から予報をチェックしていたのですが,残念ながら予報通り雨はかわることがありませんでした。少しは晴れ間があるのではないかと期待して下関を出発したのですが,大山の町は雨で山の姿も全くわかりません。残念ですが,雨の中を歩くということはとてもいいトレーニングになりますので,次の日の晴れを期待して今日は夏山登山道をあがることにしました。
 広い大山寺の西側に立派な木道がのびています。
 

 霊山としても有名な大山。霧のかかった山道が厳かさを増しています。鈍感なボクも霊気のようなものが感じられたような気がします・・・?
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 よほど山好きでなければ,こんな雨の日に登ることはないでしょう。A兄さんも,初めてカッパを着て登るので汗だくです。透湿性のあるものでないので全身びしょ濡れになり,とうとう途中で脱ぎ捨ててしまいました。ゴアテックスのカッパを着ているボクも意味がないくらい汗をかいてびしょ濡れですけど・・・。
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 久しぶりの山のA兄さんは暑さと湿気も相まってクタクタになってしまいましたので,何度も休憩です。


 六合目にある避難小屋。雪が降ったら屋根も隠れるくらい積もるんですよね~。

 クタクタになりながらも山足の速いA兄さんのおかげで,あっという間に山頂近くまでやってきました。やっと森を抜けると低木の中に木道が続いています。足元には高山植物も広がっていて,山の雰囲気ががらっと変わりました。晴れていればすばらしい景観が眺められるんでしょうねえ!
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P8130021.jpg 山頂小屋に着くころには,全身ずぶ濡れです。気温も20℃くらいで体が冷えてきます。こういうときのカップラーメンは最高のご馳走です。
 休憩して暖を取ったら,小屋のすぐ横の大山弥山で証拠写真を撮って,すぐに下山開始です。下山路は五合目から元谷に下りるルートを選択です。

 こちらのコースもずっと木動が続いていてよく整備された山道になっています。一気に谷間で急坂を下るとゆるやかな元谷に到着です。そこは崩落した火山岩が流れ着いて敷き詰められたような石の川でした。
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P8130025.jpg そこでアクシデントが!A兄さんのスニーカーの靴底がぺろりと剥げてしまったんです。ガムテープで補修しますが雨で濡れてしまっているのでしっかりくっつきません。不幸中の幸い,下ってきたところだったからよかったのですが,やはりしっかりしたトレッキングシューズお買い上げに決定です。

P8140029.jpg 下山してきたところは大山寺奥宮。大きな社に,長く続く石畳に迎えられました。どこか守られているようで背筋がピンとなる,この大山の森には神様がいますね~。


 さて,雨中トレーニングを終了して,今度はテント泊を・・・と,登山口近くの下山キャンプ場に着いて準備をしようと思ったら・・・。「テント?持ってきてないよ。持ってない。」

・・・・・・

「今度の遠征,テントはダイジョウブですか?」
ってずっと前に聞いたのに・・・・・・。

「大山では,現地でテント泊しましょうね。練習になりますから。」
って言ったじゃない・・・・・・。
ボクは車中泊するつもりだったから持ってきてませんよ・・・・・・。

 どうやら,キャンプ場でよく見るような大きなテントに泊まると思われていたようで,自分が用意する必要があるとは思っておられなかったようです。あんな重いテント,だれが運ぶんですか・・・。そういったことも,荷物を持って山に入るって経験がないとわからないことかもしれませんね。

 初めてのことって,やっぱりイメージしにくいんですね~。それにしても・・・とは思いますが,テント泊がどんなものかは経験しておいてもらうために,急遽レンタルして泊まることになりました。

 そして,テントの設置が終わると,冷えた体を温めに皆生温泉へGOGO!!
 帰り道,次の日の山靴を調達するために,大型スポーツ店へ向かいました。同時に山の道具も足りないものをチェックしておいてもらいました。

 キャンプ場に戻っても雨。でも,翌日は雨はあがる予報です。大山の姿を拝見できることを期待して,ぐっすり就寝の1日目でした。