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Seakayaking , Backcountry Skiing , Mountain Trip ...... It's My SLOW LIFE
Trekking【08_No. 21】祖母傾完全縦走3日目
【3日目・九折越小屋~傾山~水場コース~三ツ尾~九折】
 2日目の夜は避難小屋での宿泊です。さすがに3連休とあって,小屋はいっぱい。そんな夜はいびきのオンパレード。ボクもかなりご迷惑を掛けたと思いますが,早く寝たもん勝ちです♪
 朝までぐっすりと行きたかったのですが,夜,小屋の屋根を叩く雨の音。予報では3日目は崩れます。天候次第では3日目はそのまま下山しなければいけないかもしれません。
PB030115.jpg 朝になっても雨は止まず,同じコースを辿る人たちもエスケープルートを検討しています。ボクたちは始めから緩やかな水場コースの予定なのですが,ここを何度も縦走されている方から,水場コースも胸まで水がきて越えられないときがあったと聞きました。だめになったら引き返すということで予定通り決行です。無謀なわけではありません。前夜の天気予報で雨は長く続かないということがあったからです。
 さすがに暗いうちの出発を避けて明るくなって小屋を出て,ガスに隠れる傾山を目指しました。

 そんなボクたちを出迎えてくれるように,山頂に立ったときにガスもきれいに晴れて,祖母の深い深い谷と縦走路,そして,周りに広がる雲海を見せてくれました。通れるだけでもいいと思っていたところに,思いがけない山頂からの景色にMorryさんと大興奮です。雨も上がっていますので,このままゴールを目指すこととしました。

 山頂から九折登山口までは『坊主尾根コース』と『水場コース』という2つのコースがあります。坊主尾根コースは,巨大な岩山をいくつも越える難コースで,この日はみんな危険だということで水場コースを選択していました。ボクたちは数年前に坊主コースを通っていたので,当然,始めから水場コースです♪
 地図で見ても緩やか等高線を描いていると思った水場コースですが,下山路の落ち方,等高線に表れないアップダウンの多さには参りました・・・。なによりこのコース,どこを見ても同じような景色に見えます。テープの少ない祖母の山道ですが,このコースにはたくさんテープがつけられており,これがなければ迷ってしまうでしょう。おまけに山道は落葉で隠されてしまっています。この辺りはできるだけ早く山道を見つけて時間のロスをなくすよう気をつけました。
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 下山時は,同じ北九州で山を登られているダンディな山屋の紳士とご一緒させていただきました。教えていただいた山で,またいつかお会いしたいです。
 3日目も,少し時間がかかってでしたが,Morryさんと二人,怪我もなく無事下山。そして,念願の祖母傾完全縦走です!!感無量で下山後は握手!!感動しました~。これで,ボクも趣味で山に登ってますと言ってもいいですよね。のんびりしか歩けませんが,難コースを歩きとおした充実感でいっぱいです。
 同行してくれたMorryさんに,お名前も聞かないままで楽しい時間を共有させていただいた山男さんたち,親切なご夫婦,みなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。これまでで最高の山行でした!!(でも,もうしばらくはこんな縦走はしません・・・疲れました~~~!!!)
 1日目・約16km10時間
 2日目・約17km11時間
 3日目・約11km6時間
(距離は正確なものではありません。)
恥ずかしいコースタイムですが,最低レベルでも完全縦走達成で~す


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Trekking【08_No. 20】祖母傾完全縦走2日目
【2日目・祖母山~障子岳~古祖母山~本谷山~九折越小屋】
 2日目は,山小屋を5時前に出発です。昨夜,同泊した方々のお話を聞くと,同じルートを辿る方が全部で4組いることがわかりました。その中でボクたちは一番若い組なのですが,一番遅い組でもあるのです。とにかくこの日の宿泊地に着くためには,他の人たちよりも早くでなければいけません。
 しかし,祖母山から下山するルートははしごやロープが連続する急坂です。暗い中,ここを通るのは危ないですね~。ごめんなさい,Morryさん。ここの厳しさを忘れてました♪
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 朝食は日の出を待ちながらです。なんといってもこの山の時間が一番好きなんです。
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 この日は雲が多くてご来光は雲のすき間からでしたが,それでも今日一日もいい山歩きができそうです。
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 このルート,展望のいい場所がたくさんあって,急がなければいけないはずなのに,こういう見所は外せません。前日から歩いてきたルートがすべて見渡せます。祖母山の奥には,雲海から顔を出した久住連山!!この景色だけで,一日がんばれそうです。
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 前日も見えた祖母の紅葉は,この連休が見ごろだったでしょうね。派手な紅葉ではありませんが,谷一面に染まる山はとてもきれいでした。
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 この縦走では,景色ももちろんですが,たくさんの方々とのすてきな出会いがありました。
 2日目は長い縦走になります。まだ半分も行かない古祖母山の山頂で休憩していると,宮崎の山を登られているというご夫婦と出会いました。その方々が,がんばってねとご自分たちが持ってこられていたみかんを差し出してくださったんです。疲れた体に甘酸っぱいみかん。そして,人の温かさ。うれしかったです~!南郷町産のみかん,最高です~~~!
PB020095.jpg 古祖母山を越えると,あとは宿泊地まではダラダラと続く尾根道です。単調な山道でしたが,冬を前に葉を落とした広葉樹の明るい山道は,ボクは好きでしたね。かなり疲れましたが・・・。 

PB020106.jpg さてさて,この日も,やはりボクたちの組が最下位で宿泊地の九折越小屋に到着です。でも,そんなボクたちのことを皆さん気にかけてくださっていて,皆さんの顔を見ると一安心です。山男たちは,やっぱりいい人たちなんです。さすがにこのコースで11時間かかったと言ったら呆れられましたが,皆さんが速過ぎるんです・・・。
 心配していましたが日没までに小屋に着き,目の前には次の日目指す傾山が,紅葉の合間から見えました。んんん,やった~!あと一日で完全縦走だ!

Trekking【08_No.19】祖母傾完全縦走1日目
 11月はじめの3連休は,祖母山系の縦走をしました。ずっと憧れていた祖母の完全縦走です。頭の中では今年始めから考えていて,夏ごろから地図読みの勉強しなおして,いつもより早めに山に入って準備してきたのでした~。それくらい,軟弱トレッカーにとって祖母は畏怖の山。今回も,いつもの山友Morryさんをお誘いし,快諾してもらい実現しました。
【1日目・上畑~前障子~大障子岩~祖母九合目小屋】
 金曜の夜,北九州を出発。登山口となる健男社の駐車場の止めさせていただき車中泊です。そして,5時過ぎ,いよいよ山に取り付きました。1日目のルートは友人が迷ったところでもあり,ボクも初めてのルートだったので,とにかく余裕を持っての出発を心がけました。
 長い長い杉林を歩いていくと,やっと縦走路の尾根にたどり着きます。そこで現われた前障子といわれるナイフエッジの岩峰です。ここは荷物をデポして先端まで行くのが正解です。ボクも高所恐怖症なのですが,Morryさんもかなりのものですね~。 
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 前障子の先端まで行くと,この日の縦走路が見晴らせます。祖母山は中央右側にちょこっと見えるだけ。先が・・・長過ぎます・・・。
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PB010025.jpg 前障子からはゆるやかな等高線の縦走路ですが,地図ではわからないアップダウンがかなり!大障子岩にはいつたどり着くんだろうと先読みができません。岩を登ってはかなり下りて,また岩を越えては下りて・・・,傾山の坊主コースと変わらない厳しさ!

PB010031.jpg 難敵の大障子岩でしたが,通り過ぎて振り返ると真っ赤な衣服をまとった秋の山でした。美しいですね~。

PB010032.jpg さてさて,この日,一番怖い思いをしたのが,大障子岩を過ぎてすぐ現われるナイフエッジの尾根です。あとで教えてもらったのですが『鹿の背』というところだそうです。痩せた岩尾根の両端は断崖絶壁です。もちろん,滑落したら生きてはいません。そんな岩が,コケで滑るんです~~~!とにかく,へっぴり腰で通り過ぎました。コワ~!!冬はもちろん通ってはいけません。

PB010035.jpg 難所と同時にこのコースの見所を過ぎてしまったら,あとは宿泊地の山小屋を目指すだけですが,あとはダラダラと続く登り道。おまけに仮眠程度しかできなかったため,休憩ごとに眠ってしまいそうなくらいでした。睡眠不足で登るのは危険ですね~。とにかくなんとか夕暮れ前に小屋に着き,ほっと一息です。

PB010036.jpg 小屋に着いたら,ボクたちをあっという間に追い越していった方々と再会です。暖かく小屋に迎え入れてもらい荷を降ろします。クタクタだったのですが,次の日もまた早朝発つ予定なので,祖母山が初めてのMorryさんと,明るいうちに山頂に行ってみます。あいにく,この日は夕焼けに出会うことはできませんでしたが,早朝から歩いた縦走路を見渡しながら感慨にふけっていました。

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 さて,この日は,食事をすませると,ご褒美に持ってきていたワインをかっくらって,あっという間に夢の中でした。次の日は,直線距離で15kmを越えるルートです。